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鈴白ちゃんに「わからせる」
鈴白ちゃんのアイドルライブを観てから数日後、鈴白ちゃんに私の家まで来てもらいました。以前から彼女は隙が多く、いつか変な男にひっかからないか不安だったのです。そこにもってきて「何でもしますから」発言などもあり、一度しっかりと注意しておくべきだと思った次第です。センシティブな話ですし、他の人に聞かれない方が良いと思って、私の寝室に入ってもらいました。今日は玄葉もオフコラボとかで出かけているので、家には二人きりです。私は、鈴白ちゃんに今日の要件を話して聞かせました。 「・・・そういう事だから、男性相手に隙を見せないように」 「むー・・・でも、凪さんは私のそういう姿を見て嬉しそうでした」 鈴白ちゃんが口を尖らせて反論してきます。しかも事実だから言い返しづらい。 「まあ、うん。それはまあ、そうだね。鈴白ちゃんは可愛いから、目の保養になってるところはあるよ。ただ、私は仕事で下着のモデルさんを撮影したりする事もあるから慣れているけどさ、他の男だったら変な事されるかも知れないんだよ?」 「変な事ってどんな事ですか・・・?」 「だからその、いやらしい感じのとか・・・」 「?」 困りました。まさか暴行行為の詳細を説明するわけにもいきません。かといって放っておけば、いつか事件が起きる可能性はそれなりに高そうですし・・・。仕方ありません。 「例えば、こういう事とかだよ」 私は、鈴白ちゃんの腕を掴んで持ち上げ、彼女のわきの下に息を吹きかけました。 「ひゃあ!?」 鈴白ちゃんはくすぐったがって逃げようとしましたが、私が腕を掴んでいるので逃げられず、逆にベッドに倒れ込んでしまいました。私はなおも鈴白ちゃんのわきの下に息を吹きかけていきます。 「ふふふっ、な、凪さん、やめ、あはっ、だめ、だめ!くすぐったいですー!」 さすがに直接くすぐるのは犯罪臭がすごいので思いとどまりましたが、これも十分やらかしているような・・・。いや、これも鈴白ちゃんのためだと思って、心を鬼にします。そんな行為を数分も続けたところ、すっかり鈴白ちゃんはへとへとになってしまったようです。 「・・・ほ、ほら。こういう事とかされるかもだから」 「ひゃ、ひゃい・・・分かりました・・・」 鈴白ちゃんは涙目になりながらも頷いてくれました。今日玄葉が家にいなくて本当に良かった。もしこんなところを見られたら、虫けらを見るような目で軽蔑されるのは確実ですからね。