本当に、好きで、好きで、好きで。 (3)
「プロデューサーさん……キス、したいです……」 「ああ」 首の後ろに腕を回され、俺たちはお互いの唇と唇を重ねあわせた。行為のたび、ありすは必ずといっていいほどキスをせがんできた。それは肉体の結びつき以上に、精神的な繋がりがあることを確かめたがっているように思えた。 「んんっ……ちゅ……っ♥ んむっ、んっ、んんぅ……っ♥♥ プロ、デューサ……んうっ♥♥」 「はぁ、は……っ、ありす……ありす……っ」 「すき……好き……っ♥ 好き、大好き……っ♥♥」 ありすの小さな手が、不意に俺の耳に伸ばされる。 ――プロデューサーさんも、お願いします。言外に告げる彼女の要求に応え、俺もまたありすの耳を両手で覆う。 彼女との性行為において、もう一つのルーティーンとなっていること。それがお互いの耳を塞ぎながらのディープキスだった。 本編はこちらから。(小説、R-18) https://www.aipictors.com/works/307358/