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ひめはじめ (AI Remastered)

2024年03月23日 10時09分
使用モデル名:NovelAI
対象年齢:R18
スタイル:イラスト

「うー、さぶいさぶい」 茹であがった年越し蕎麦をお盆に載せ、台所を後にした。 しんしんと冷たい板張りの廊下を歩き、突き当たりの襖の前に立つ。 「おーい、陽芽(ひめ)ー。ここ、開けてくれー」 「はーい。ちょっと待ってー」 部屋の中に呼びかけると、中から少女の声が応える。 てってってっ、と小さな足音が近づき、すっと襖の戸が開いた。 「どうぞ、ハルにいっ」 「ありがとな、陽芽」 襖を開けてくれたのは、もこもこの温かそうなスウェットを着た女の子。 蕎麦を運ぶ俺の後ろを、陽芽はちょこちょこと嬉しそうについてくる。 「わーい、おっそばっ♪ おっそばっ♪」 テレビでは、毎年恒例の歌番組が放送していた。 こたつの中に入ると、冷えた身体に熱がじんわり浸み渡る。 俺の隣に潜りこむと、陽芽はちょこんと膝の上に座った。 丼ぶりから蕎麦をひと掬いして口に運んでやると、陽芽はちゅるっとそれをすすり、幸せそうに顔をほころばせる。 ここは山間にぽつりと位置する、小さな、小さな田舎の村。 陽芽は家の近所に住む、幼なじみの女の子。生まれた時から知ってる仲で、目に入れても痛くない妹のような存在。 今までそうやって過ごしてきたし、これからだってそうなのだろう……そう思っていたのだが、陽芽にとっては少し違っていたようで。 俺と陽芽は、今年の夏から恋人同士として付き合っている。

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ネットの片隅に生きる、なんちゃって物書きもどき。自作小説の表紙や挿絵をAI生成してます。画像生成はNAIを使用。主にPixivに生息。

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