桜色の朝焼けが窓ガラスを染め上げる。13歳の月島桜は、この見慣れた光景を最後に見ることになるとは思ってもいなかった。小さなベッドで目を覚ますと、枕元には母・美咲が座っていた。その目には深淵なる悲しみと、強い決意が宿っていた。

「桜、これからは新しい家で生活しなくちゃならないの。私たちが君を…」美咲の声は震え、言葉は続かなかった。

しかし、その意味は桜には理解できた。両親の苦しい生活は桜にも隠しきれていなかったし、一緒に住んでいる叔母も最近家を出ていった。何より、父・光一の視線が桜を見るたびに、彼女は何かに取引きされる商品のような気分になっていた。

美咲の手が桜の手を握りしめ、その体温が彼女に最後の家族の暖かさを伝えた。その後、母は立ち去り、桜はその後一人で残された。桜色の朝焼けはもう消え、代わりに冷たい灰色の空が広がっていた。

その日、桜は家族のもとを離れ、早川家へと連れて行かれる。その豪邸を見上げたとき、彼女は何も感じなかった。ただただ、胸の奥に広がる虚無感だけが彼女を支配していた。これから始まる新生活、それは桜にとって金網の鳥籠となる。

豪邸の門が開くと、そこには遥かに高い天井と、壮麗なシャンデリア、そして煌びやかに磨かれた大理石の床が広がっていた。しかし、それら全てが桜には冷たく、無機質に映った。桜の目に映るこの豪邸は、どこまでも無情で、どこまでも心のない鳥籠だった。

桜を迎えたのは、その邸宅の主である早川雅人とその家族だった。雅人の目にはどこか鋭い光があり、妻の優子は彼女を見るなり、鼻を皺にした。そして、その娘の真琴は桜を見て一瞬驚いた後、にっこりと嘲笑した。それら全てが、桜がこれから遭遇する運命を予感させていた。

その夜、桜は細いベッドに寝転び、天井を見上げていた。独りぼっちの部屋は、これまでの家とは比べ物にならないほど寒々しく、彼女の孤独感を強く煽った。思わず胸が締め付けられるような寂しさが襲ってきて、桜は枕を抱きしめ、その中に顔を埋めた。部屋の隅から漏れる月明かりだけが、彼女の悲痛な泣き声を見守っていた。

だが、桜はすぐに涙を拭った。彼女は強くならなければならないと知っていた。この邸宅で生き残るために、桜は感情を奥深くに閉じ込め、石のような心を持つことを決意した。明けてゆく夜明けの薄明かりの中で、彼女の戦いが始まった。 

突然、部屋の扉が無理やり開けられ、硬質の革靴の音が響き渡った。入ってきたのは雅人だった。その目には冷酷さが滲み、口角には一縷の微笑みが浮かんでいた。

「おお、お前が桜か。さて、我が家の教育を始めるとしよう」と、その声は彼女に向けられた脅威のように響いた。

雅人は部屋の中をゆっくりと歩き回り、最終的に桜のベッドの脇に立ち止まった。その目が桜を一瞥し、彼女はその視線から逃れることができなかった。何も言わずにただ静かに見つめるその目は、彼女の全てを見透かすようで、桜はまるで裸にされたような感覚に襲われた。

「お前が我が家で生き残るためには、我が家のルールを守ること。そして何よりも、私の命令を絶対に従うことだ。お前が乱すれば、厳しく罰する。覚えておけ」と、雅人は低い声で告げた。

その微笑みは一瞬にして消え、桜の心に深い恐怖を植え付けた。雅人の声が部屋から消え去った後も、その言葉は彼女の心の中で鳴り響き、彼女の中に恐怖を深めた。

雅人が部屋を出て行った後、桜はベッドの中で震えながら天井を見上げていた。これからの生活が彼女をどこに連れて行くのか、彼女には全く想像もつかなかった。しかし、一つだけ確かなことは、この鳥籠の中で生き残るためには、自分自身を守ることが何よりも大切だということだった。そして、そのためには雅人の言葉を忘れてはならないと、桜は強く決意した。

部屋の扉が再び開き、その閾を越えて現れたのは早川家の一人娘、真琴だった。その顔には慈悲のような表情が浮かび、安心させるような声で「大丈夫、ここは怖くないわよ」と囁いた。しかし、その言葉には何の感情もこもっていなかった。

真琴は桜のベッドへと近づき、そっと座ると彼女の髪をなで始めた。その行動は優しいように見えたが、その眼差しには何か冷たく、不吉な光が輝いていた。桜は警戒感を抱きつつも、その安らぎにすがりたいという思いから真琴を拒むことはなかった。

突然、真琴は桜の顔を掴んで強引に口づけをした。桜は驚きと戸惑いで身体が固まった。真琴の唇は冷たく、その行動には全く感情が含まれていなかった。それはただの支配、桜への調教の一環でしかなかった。

真琴が口づけを離すと、桜は自分自身の反応に戸惑った。これが彼女の新しい生活の一部だと理解すると、彼女は無力感と恐怖に打ちのめされた。

その後、桜は自分自身を取り戻すために数分間ただ床を見つめていた。彼女の中でまだ残っていた希望の一片が、真琴の唇の冷たさとともに消えていった。

真琴は再び桜のベッドに座り、桜の頬を優しく撫で始めた。その指の動きは繊細で、それが桜の感情を余計に揺さぶった。桜は身体を硬直させたまま、何が起きているのか理解しようともがいた。

「桜、私たちはこれから一緒に生きていく。だから、あなたが私に服従することが必要なの。それが、あなたがこの家で生きていくためのルールよ」と真琴は静かに囁いた。

その声は甘く、優しく、しかし中には確固たる強さが隠されていた。それは桜を支配し、彼女に自分に従うように命じる真琴の強さだった。

真琴の手が桜の首筋を辿り、桜は自分の息が止まるのを感じた。彼女は身体を緊張させ、自分自身を保つために必死だった。真琴の愛撫は優しく、しかしそれは桜にとって恐怖そのものだった。

「あなたが私に従うことを約束して」と、真琴は耳元で囁いた。その声は甘く、しかし彼女の意図をはっきりと示していた。桜は真琴の言葉に応えることができず、ただただ息をするのがやっとだった。

桜は深淵に立たされ、その一歩先には暗闇しか見えなかった。そしてその暗闇の中で、真琴の冷たい愛撫が彼女をさらに深く引きずり込んでいった。

真琴は返事をしない桜に苛立ちを覚えたのか、突如として平手打ちを下した。その音が部屋中に響き渡ると、桜は驚きと恐怖で声をあげることも出来ずに、ただ静かに身を震わせた。

「答えろ、桜」と真琴は鋭い声で命じた。その声は今までの優しさとは違い、彼女の真の冷酷さをさらけ出していた。

真琴は再び桜に口づけをし、その手が彼女の下半身に伸びていった。それは一種の支配の表現であり、彼女に従うことを桜に強要する行為だった。桜は恐怖と羞恥で顔を赤らめ、その手をどうにか避けようとした。しかし、真琴の力は強く、彼女の抵抗は無駄に終わった。

「覚えておけ、桜。この家では、私が全てを決定する。そして、あなたは私に従う。それがあなたの生きる道だ」と、真琴は冷たい声で囁いた。その声は桜の心を凍りつかせ、彼女の中の一部が壊れていくのを感じさせた。

桜は、自分自身を取り戻すために何分もただベッドに座っていた。彼女の中でまだ残っていた希望の一片が、真琴の行為とともに消えていった。そして、彼女の心には深い絶望が広がっていった。

次に真琴は、桜に服を脱ぐよう命じた。その言葉はただの命令ではなく、桜への従属を再確認するものだった。

「脱ぎなさい、桜。四つん這いになって見せて」と、真琴は冷たい目をしながら指示した。その命令は桜の自尊心を踏みにじるものであり、彼女はその命令に従うことで自己否定を強いられた。

桜は震えながら服を脱ぎ、四つん這いになった。その姿勢は彼女が真琴に従属する証だった。その姿に真琴は満足そうに微笑み、桜の尻を何度も打った。

「ほら、真琴さま、私はあなたの飼い犬ですと言えよ！」と、真琴は尻を打つたびに怒鳴った。その声は部屋中に響き渡り、桜の耳に突き刺さった。

真琴の言葉に桜の心は引き裂かれ、彼女の心は深い絶望に沈んでいった。しかし、彼女の口からは自動的に「私は真琴さまの飼い犬です」という言葉が出た。それは彼女がこの家で生き抜くための唯一の手段だった。

その後、真琴は満足げに部屋を去った。部屋に残された桜は、自己否定と屈辱の中で泣き崩れた。彼女の心は彼女自身の悲劇に打ちのめされ、その中には深い絶望が広がっていった。

桜がまだ震えている間に、部屋の扉が再び開かれた。入ってきたのはあゆみとカイ、早川家の使用人であり、真琴の言いなりだった。

彼らは裸の桜を見つめ、そして無言で暴行を開始した。彼らの暴力は無慈悲であり、桜に対する一種の威嚇だった。それは、彼らがこの家での桜の立場を理解させるための行為だった。

カイは桜の胸を殴り、あゆみは蹴りを入れた。桜は痛みと恐怖で身体を震わせ、それでも四つん這いの姿勢を崩さなかった。彼女は、これ以上自分を守る力もないことを理解していた。

彼らは桜に対して言葉を発することはなく、ただ暴力を行使した。それは彼らが桜を人間として見ていない証だった。

「お前はもう、人間じゃない。ここで生きるためには、ただ我々に従うだけだ」と、カイが冷たく言った。その言葉は桜の心に深く突き刺さり、彼女の心はさらに絶望に沈んでいった。

暴行が終わると、あゆみとカイは桜を一人にして部屋を去った。彼らの去った後、桜は床に倒れ込み、自分の身体を抱きしめながら泣き崩れた。彼女の心は深い絶望に包まれ、希望の光はどこにも見えなかった。

突如としてカイの動きが止まった。彼の瞳は桜を無慈悲に見下ろし、その後何も言わずに彼は桜に挿入した。その瞬間、桜の体には強烈な痛みが走った。彼女は声を上げることもできず、ただ目を閉じてその痛みに耐えた。

一方で、あゆみは桜の頭を押さえつけ、自分の股間を彼女の口元に近づけた。「舐めなさい」と冷酷な声で命じた。その命令に桜は身体を震わせながらも、あゆみに従うことしかできなかった。

それは桜にとって新たな屈辱であり、彼女の心はさらに絶望に打ちのめされた。しかし、彼女は生き抜くために、これ以上反抗する力を持つことができなかった。

あゆみとカイの冷酷な行為は桜の人間としての尊厳を踏みにじり、彼女を一層深い絶望に陥れた。彼女の心は、自分自身の存在を否定されることで壊れていった。彼らの行為は、桜に自己を失うことを強いた。

桜はその場に倒れ込んで、自分の身体を抱きしめながら泣き崩れた。彼女の心は深い絶望に包まれ、希望の光はどこにも見えなかった。

カイは無言で絶頂を迎えた。彼の中から出る液体が桜の体内に流れ込む感覚に、彼女は体が震えた。その感覚は不快極まりなく、桜は何度も吐き気を催した。

一方、あゆみは桜の頭を強く押さえつけ、「ああ、でそうだわ。ちゃんと飲んでね」と言った。そして、黄色い液体を桜の口に流し込んだ。

桜は喉が締めつけられるような不快感に耐えながら、あゆみの命令に従った。その味は桜にとって絶望そのもので、彼女の心はさらに闇に沈んでいった。

あゆみとカイの冷酷な行為が終わると、彼らは無言で部屋を去った。桜はその場に倒れ込み、泣き崩れることしかできなかった。

彼女の心は深い絶望に包まれ、彼女自身がもはや人間であることを疑い始めた。彼女はただ静かに、自分が人間であることを忘れないようにと、心の中で繰り返し言い聞かせることしかできなかった。

部屋の中は静寂に包まれ、ただ桜の泣き声が空間に響き渡った。

[---]

翌日から桜の生活は一変した。彼女は完全に犬として扱われるようになった。

桜は全裸で過ごすことを強いられ、首には厚い首輪がつけられ、それはいつも長いリードでつながれていた。リードは家の中で彼女がどこにでも連れて行かれるためのものであり、彼女の自由を完全に奪った。

彼女は四つん這いになって床を舐め、それが彼女の新たな掃除の方法となった。彼女の舌は冷たい床に触れ、その感触は彼女の心に深い絶望を刻みつけた。

彼女の主な仕事は便所の掃除であった。その臭いと汚さに、彼女は何度も吐き気を催した。しかし、彼女は真琴やあゆみ、カイからの罰を避けるため、無言でその仕事をこなした。

食事の際には、彼女は皆からの残飯をトレイに盛られて食べることを強いられた。彼女は飢えを感じていたが、その食事は彼女にとって深い屈辱であり、彼女の心をさらに傷つけた。

そして、彼女はバケツに用を足すことを強いられた。小の場合は片足を上げて、まるで犬のようにしなければならなかった。

それら全ては桜の尊厳を奪い、彼女をただの動物に変えた。それは彼女にとって絶望的な状況であり、彼女の心はさらに闇に沈んでいった。

桜と雅人の関係は、さらに残酷なものだった。雅人は毎朝桜を呼び出し、彼女にアナルビーズを挿入することを強いた。桜はその冷たく硬いビーズが自分の体内に滑り込む感触に絶望的な痛みを感じ、それが一日中続くことを知っていた。

挿入が終わると、雅人は次に桜の肛門にチリソースを塗りたくった。その感覚は火傷のようで、桜はその痛みに耐えるために必死になった。

しかし、雅人は桜に対し、「もし少しでも声を出せば三日間食事を抜きにする」と言い放った。その言葉によって、桜は自分の声を必死に押し殺し、痛みを我慢するしかなかった。

そして次の朝、ビーズは雅人によって外され、その感覚は新たな痛みを桜にもたらした。しかし桜は、雅人から食事を抜かれることを恐れ、静かにその痛みを耐えた。

それが桜と雅人の日常となり、桜の心はさらに絶望に沈んだ。彼女はすでに自分自身を見失い、自分が人間であることさえ疑い始めていた。

優子との関係は、桜にとって別の地獄だった。優子は桜をことあるごとに呼び出し、掃除に関して難癖をつけた。桜がどれだけ一生懸命に掃除をしようとも、優子の目にはそれが全て不十分に映る。

そして罰として、優子は熱した鉄のコテを桜の体に押し当てる。その痛みは桜が経験したことのないようなもので、彼女の肌は焼け焦げ、その痕跡は深い火傷跡となった。

それだけではなく、優子はその火傷跡に塩を塗り、さらに桜を痛めつけた。その痛みは深い絶望を桜にもたらし、彼女の心はさらに闇に沈んでいった。

「あんた、本当に汚い。掃除もまともにできないなんて、ほんとにダメな奴だね。」と優子は桜を罵り、その言葉で彼女の心をさらに傷つけた。

それが優子と桜の関係で、それが桜の日常だった。彼女の心は絶望に包まれ、彼女自身が人間であることを疑い始めていた。

真琴と桜の関係は、他の全てとは異なる微妙なものだった。毎晩、真琴は桜の部屋に訪れ、優しい言葉や慰めの言葉をかけながら、彼女にキスを続けた。そのキスは痛みや恐怖に包まれた桜にとって、一種の安らぎとなっていた。

真琴の手は優しく、しかし確実に桜の体を触り、傷薬を塗った。その優しさは、桜が長い間忘れていた人間らしい温もりを彼女に思い出させた。

そして部屋を出るとき、真琴はいつも同じ言葉を残した。「忘れないでよね。あなたはみんなの、そして私の犬なんだからね。」それは確かに屈辱的な言葉だったが、真琴の口から発せられたそれは、他の人々とは違う何かを含んでいたように桜には思えた。

それは、まるで真琴が桜に対して抱く姉妹の愛情のようなもので、桜の心に小さな希望の光を灯した。しかし、それは桜が真琴をどう評価すべきか、どう感じるべきかを決められないほど、複雑で曖昧なものであった。

あゆみとカイとの関係は桜にとって、新たな苦痛をもたらすものだった。真琴が部屋を出た直後、カイとあゆみが部屋に入ってきた。

カイは言葉一つ交わすことなく、無言で桜に挿入した。その動作は機械的で、桜の存在そのものを無視するかのようだった。

一方、あゆみは常に嘲笑しながら、彼女の股を桜の口元に押し当てた。それは桜を侮辱し、さらに屈辱を感じさせるための行為だった。

カイは毎晩、桜の体内に白い液体を注ぎ込んだ。その行為は桜にとって一層の屈辱を感じさせ、彼女の自尊心をさらに踏みにじった。

あゆみは桜の口にピルを押し込み、その後に黄色い液体を出し、それと一緒に飲ませた。その行為は桜を人間以下の存在として扱うもので、彼女をさらに絶望的な気持ちに追い込んだ。

「最近真琴さんに気に入られているっぽいけど、図に乗るなよ。所詮、雌犬は雌犬だよ。」とあゆみは吐き捨て、その一言で桜の心をさらに深く傷つけた。そしてカイは言葉を交わすことなく、無言で部屋を立ち去った。それがあゆみとカイとの日常で、それが桜の日々の苦痛だった。

毎日が続く苦痛と屈辱は、桜の精神を徐々に蝕み、彼女の自我を消していった。自分が人間であることさえも疑い始め、犬として生きることを受け入れざるを得なくなっていった。疲れ果てた身体はいつしか犬のように四つん這いで動くことを覚え、彼女自身もそれを受け入れてしまった。

そして、真琴との関係。その甘い罠に引き寄せられ、一時的な安らぎを感じるものの、その後の雅人、優子、カイとあゆみによる苦痛は桜の心をさらに深い絶望に引き摺り込んだ。

雅人による毎朝の虐待、優子による容赦ない火傷と侮辱、そしてカイとあゆみによる夜な夜なの暴行。それらは桜を人間としてではなく、雌犬として見ていた。桜は雌犬そのものに近づいていった。桜の魂は消えていき、代わりに犬としての生き方が身についていった。

自我を忘れてしまった桜は、人間としての感情を失い、ただただ命令に従い、生きるための犬としての行動をとるだけだった。彼女の心は壊れ、絶望的な現実を受け入れてしまった。彼女はもはや人間ではなく、雌犬として、この歪んだ一家の中で生きるしかない存在となってしまった。