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いたずらな風

「待たせたか?ブロント」 「いや、俺も今来たところだ」 実は少々待たされたが、相手は天然なアーゼリンだ。 何か自然に厄介ごとにでも巻き込まれたのだろう。 「襲撃されたと聞いたが無事だったようだな」 「ああ……、だが」 そこまで言ったところで、風が吹き二人の話を遮る。 「まったく、今日は風が強いぜ!!」 「うむ、シルフ(風精霊)が喜んで飛び回っている」 精霊使いである二人は、身の回りの自然の中に、精霊の姿を垣間見ることができる。 しかし、普段はそこまで精霊を注視したりはしない。 「襲ってきた奴らのうち、あいつはやば……」 そこまで言ったところで、ひときわ強烈な突風が公園を吹き抜けていく。 アーゼリンの短いスカートが巻き上げられ、健康的な褐色の肌が太ももの根元まであらわになる。 「まったく、いたずらな風だな ・・・・・・、 どうした?ブロント?」 スカートを抑えながら、なぜか下を向いているブロントにアーゼリンはいぶかし気に声をかける。 (ダチのママンの下着なんか見れるかよ!?) アーゼリンは、エルフであるブロントの目から見ても、エルフとは仲が悪いダークエルフであることを差し引いても、ものすごい美女であった。 そんな二人の様子を、風の精霊シルフがにやにや笑いながら見ていた。

さかいきしお

コメント (3)

DAZAI@AIイラスト
2023年12月15日 08時23分
bonkotu3
2023年12月15日 08時17分
IGATAKE

これが見たかったんです

2023年12月15日 07時03分

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