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ウンダバー_の へんないきものずかん!
「ニッポンメンモドキ」 体長26cm(状態によって変動) 全長50m~60m 西日本に端を発する擬態型寄生生物。 おもに一般家庭の食糧庫などに乾燥状態で入りこみ 自身と適合する乾物を嗅覚によって探り当て擬態、寄生する。 擬態中は仮死状態となり、皮膚呼吸と寄生主からの栄養摂取により 非常に長期間の休眠状態となる。 このとき寄生主に自身の肉体を徐々に同化させ 最終的には寄生主を完全に自身に取りこみ入れ替わる。 水やお湯などを吸収することで仮死状態が解除され 特にお湯を注がれた場合はビックリして烈火のごとく怒りを顕わにする。 ラーメンスープのように見える液体は本種の消化管から にじみでた消化液や体液であり、麺の様に見える部位は 本種の消化管であるためハシなどをさしこまれると 猛烈に苦しみ悶える様子が報告されている。 仮死状態が解除され活性化したのちに 自身の消化管と融合した卵管の一部を切り離し 排水溝などから外へ流れ出て繁殖する。 成体の寿命は活性後よりおよそ5分程度であり 自身の消化液によって自家融解を起こし徐々に分解されていく。 活性直後の新鮮な顔面組織の一部(歯、一部の腱)を除く全身および 消化管、消化液が食用に適し、味はカニに似て美味だという。