魔法少女、初めてバレンタインチョコを作る

素の優菜(ゆな)が11歳の頃のエピソード バレンタイン前日、親友の『有紀美(ゆきみ)』(　←この頃はまだ有紀美が最強怪人の実妹だとは知らない)に誘われて初めて手作りバレンタインチョコ作り 約束した時間の直前に『悪の組織』の怪人との戦闘があった故に魔法少女の姿のまま(服は有紀美が母親の若い頃の服を見つけて貸して着替えさせた)一緒にチョコ作りを楽しむ 初めての手作りチョコ作りに浮かれたはいいが渡す相手が居ない事に気付いて我に返り、変身を解くのも忘れて1人トボトボ家路の途中に最強怪人を発見 半ば八つ当たりで彼を襲撃する(　←どっちが悪だよw) この日もやはり優菜は為す術も無く敗北 作ったチョコは強奪され、そのチョコも戦闘でボロボロ 無性に悲しくなった優菜は魔法少女の姿のまま＆敵の前と云うのも忘れて盛大にギャン泣き それを見た最強怪人も何故か戦意喪失しその夜は優菜に何もせず……どころか気が晴れるまで傍に付いてやりそのまま解放した 「それ……あげる……どうせ渡す人居ないから」 「寂しいこって」 「うるさい」 「………今度があった時、もっとマシな物作れてたら貰ってやるよ」 その約束は13年の時を越えて果たされる事になる…… 優菜が解放された時刻に日付が変わりバレンタインデー当日になった そう……この年のバレンタインデーに優菜は産まれて初めて男の人にバレンタインチョコを渡した