ある漁村のラム酒
「これはある漁村から仕入れてきたラム酒だ。おもしれぇ色合いしてるだろ?」 妖しく光る液体が入ったその瓶を、店主は指で軽く弾く。 「そんな顔するなって。ちょっとニオイはくさ……いや、くせがあるが、味は案外いけるんだぜ?……なんつーか……潮の味ってやつだな」 揺れる瓶は、まるで揺りかごのように。 歌う波は、まるで子守唄のように。 人知れずその古き神を称える歌を口ずさむ―― いあ――いあ――
(1 bottle:1.5),fantasy,potion,Cthulhu
「これはある漁村から仕入れてきたラム酒だ。おもしれぇ色合いしてるだろ?」 妖しく光る液体が入ったその瓶を、店主は指で軽く弾く。 「そんな顔するなって。ちょっとニオイはくさ……いや、くせがあるが、味は案外いけるんだぜ?……なんつーか……潮の味ってやつだな」 揺れる瓶は、まるで揺りかごのように。 歌う波は、まるで子守唄のように。 人知れずその古き神を称える歌を口ずさむ―― いあ――いあ――
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