ヨモギとトリカブト?似ていると思ったことがありませんね
今日もシーリーコートの彼女と雑談に花を咲かせていた。 森や山に香草を摘みに行った素人が、 ヨモギとトリカブトを摘み間違えて中毒になる事件がたまに起きることを話してみた。 すると、彼女は首を傾げて不思議そうに答えた。 ヨモギを摘みに行ったということは、 ヨモギの見た目や香りを知った上で行っているということですよね? ヨモギの独特の香りは嗅いだことがある人であれば、 すぐにかぎ分けることができると思いますし、 そもそも葉っぱの付き方が違います。 しかも、ヨモギの葉裏は白くて細かい毛が生えているので、 見た目で間違えることもないと思いますよ。 森に棲んでいるものにとっては間違えようのないことらしい。 実際に実物を比較してみると、 確かに言われた通りの違いを発見することができた。 とはいえ、摘み間違える人たちは、わざわざ比較したりしないのだと思う。 そもそもトリカブトに限らず他の香草や山菜の見た目や存在自体を知らないから、 当人がヨモギ1種類と思って摘んだ草が、実は数種類混ざっていて、 食べる段階で違和感を感じて、初めてヨモギじゃないものが混ざってると気が付くのだろう。 毒性のないものであれば、ヨモギでないことに気が付いていないかもしれない。 たまたま、毒性の強いトリカブトを食して中毒症状を引き起こしてるから、 トリカブトが引き合いに出される印象があるのかもしれないな。