今日もたくさんお話してくれてありがとうございました
あの日、仙女に鈴をもらってから、 森の散策がとても楽しい。 これまで警戒して姿を見せなかった種族に話しかけても逃げられることがなくなった。 この日は森の入り口付近の泉で、妖精と話をしていた。 この森や大昔のことなど、いろんなことを知っているので、話していて楽しい。 代わりに人間の生活や歴史のことを話すとすごく喜んでもらえる。 彼女はシーリーコートと呼ばれる善良な妖精で、 機嫌がいいときは透き通った綺麗な声で歌う姿も見せてくれる。 最近は彼女と話すのが楽しすぎて、 気付けば夜になっていることが多い。 夜の森は人間にとって危険なのは相変わらずだが、 日が暮れるとすぐに帰れるようにしているので大丈夫。 おやすみなさい。