恐れることはない。受け入れれば楽になれる
獣人の少女が這いうねる触手を従えている。 ボクの身体を這いまわる触手の感触が気持ち悪い。 糸を引く粘液を擦り付けながら、少しずつボクを拘束していく。 手足を引っ張られて強制的に大の字にされ、 粘液によって少しずつ衣服が溶かされていく。 恥ずかしい気持ちもあったが、 そんな感情よりも、これから何をされるかを考えると恐怖で体が震えてきた。 嫌だ。 嫌だ。 嫌だ。 触手がボクの口をこじ開けて入り込もうとする。 こんな得体の知れない化け物なんかに好きにされて堪るものか。 必死に抵抗するが、次第に身体から力が抜け、触手の侵入を許してしまった。 ボクの口の中にどろりとした生温かい液体が放出され、反射的に飲み込んでしまう。 だんだん頭の中が真っ白になって何も考えられなくなる。 あぁ、なんかもうどうでもよくなってきた。