お主もスライムを下僕にしてみてはどうじゃ?退屈せんぞ?
たくさんのスライムに囲まれて満足そうに微笑む大魔女。 彼女の身体中をスライムが艶めかしく這いまわっている。 最近は衣服も擬態させたスライムなのだとか。 お師匠様には変態だから近寄らないように言われている。 でも、彼女はこうして魔物と共存ができている。 使い魔としての主従契約をすべてのスライムに施しているわけではないだろう。 彼女は彼女のやり方で魔物を懐柔しているのだ。 変態と呼ばれてはいるが、大魔女として名が知れているほどの実力者。 ぜひともその手法を学んでみたい。 そう真面目に考えて話をしているのだが、 当の本人は僕の話など意に介さず、スライムの這いまわる感触に浸っていた。 大魔女は誰も彼もが癖が強すぎるんだよ…