どうしたのかな?何か見えるのかな?
聖堂の一角で僕は驚いて尻もちをついてしまった。 躓いたわけではない。 シスターのお姉さんが心配そうに僕を覗き込む。 普段なら喜んで跳ね起きるところだが、僕は恐怖で身体が動かなかった。 お姉さんの後ろに見える人外の翼。 このお姉さんは人間ではない。 それだけで僕の脳は恐怖に紐づく想像ばかりしてしまう。 腰が抜けて動けなくなってしまった僕に手を差し伸べるわけでもなく、 ただただ笑顔を浮かべ、黙って瞳を覗き込んでくるお姉さんに震えが止まらなかった。
聖堂の一角で僕は驚いて尻もちをついてしまった。 躓いたわけではない。 シスターのお姉さんが心配そうに僕を覗き込む。 普段なら喜んで跳ね起きるところだが、僕は恐怖で身体が動かなかった。 お姉さんの後ろに見える人外の翼。 このお姉さんは人間ではない。 それだけで僕の脳は恐怖に紐づく想像ばかりしてしまう。 腰が抜けて動けなくなってしまった僕に手を差し伸べるわけでもなく、 ただただ笑顔を浮かべ、黙って瞳を覗き込んでくるお姉さんに震えが止まらなかった。
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