1 / 5
「はんばっかとやら、食いに行かんか?」
妖怪たちの集会で、そんな話が出たそうです。 いわく、大妖が人間より美味いと言っていたとか。 「これがはんばっかとやらか。(もぐもぐ)・・・ふむ、悪くない」 「人間より美味いか?と、言われると疑問じゃが。でかい肉にかぶりつくのは良いの」 「かの大妖は変わり者ゆえ、話半分よ。歯ごたえが足りぬが、焼いた肉なのは良い」 「生ばかりでは飽きるが、肉を焼くと退魔師に見つかりやすいからの。けったいな味の汁じゃが、妙に後を引く」 「汁の味も色々あるようじゃし、不味い血よりはマシじゃろうて。1つでは足りぬな、どれもうひとつ」 「当節、不味い人間でも一人食ろうたぐらいで、退魔師が飛んでくる。それなら、好きなだけ肉をくらえるはんばっか、悪くないのでは?」 「「「「然り」」」」 こうして、妖怪たちの間ではんばっかが流行り出すのでした。 モスマック論争的なのとか、ご当地バーガー遠征とかが、そのうち起こるかもしれません。 AI先生、ハンバーガーでかすぎません?本場アメリカサイズなのか? そして、妖怪はAI先生になかなか理解して貰えなかったぽい。