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褐色少女戦士inオアシス
無事に討伐を終え、帰路にあるオアシスに立ち寄った俺たちだったが… 「うぉわっ!? すす、スマン! 覗くつもりは無かった!」 なんでこいつは俺が近くにいるって分かってんのに素っ裸で水浴びしようとしてんだ!? 「…? 魔物の血で汚れたから身を清めるのは当然」 「そ、そうか…なら俺はあっちに行ってるから出たら声をかけてくれ」 「…一緒に入る?」 「なんでだよ!?」 「…単独行動は危険。お互いに目の届くところにいたほうがいい。それに貴方も汚れてる」 「……」 そのあとどうしたのかは…まあ色々あったとだけ言っておく。 ちなみに何故か俺はそいつに懐かれて、砂漠の魔物退治が終わった後も組んで一緒に旅をすることになるのだがこの時の俺はそんなこと予想もしていなかった。 あと、あいつの肌が褐色だったのは砂漠で日焼けしたとかじゃなく単に生まれつきらしい。