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オタクな女の子との交流
「んー・・っと・・。もうちょっと時間潰すか・・」 僕は放課後、親との待ち合わせまで時間があったので、教室に残ってハマっているソシャゲに精を出していた。 とはいえこのソシャゲ、どマイナーである。セルランにも載らないし、いつサ終するのかヒヤヒヤしながら、今日も周回を回していた。 ・・と、 「・・!!んひぃっ!!」 イルカの鳴くような悲鳴で聞こえた。 集中していたのか、教室に人が入ってきたことに気づかなかったようだ。 「・・ご、ごめんっス・・ひ・・人がいるって思ってなかったから・・」 どもりながらしどろもどろで弁解を並べる女の子。前髪は目に覆いかぶさるように長く、髪もボサボサ。ちょっと目の下にクマも見える。確か・・いつも休憩時間でも一人で本を読んで過ごしている子だ。今も、なんかの本を抱えてビクついている。クラス一小さな身体をさらに縮こまらせている。小動物みたいだ・・ なんて思っていると、「えっ」と驚いた声を上げながら、その女の子がズザザっと歩み寄り、机の上においていた僕のスマホを覗き込んだ。 「こ・・これ・・このソシャゲ・・・」 「おっ、知ってるの?」 「ししし、知ってるっス!大好きっス!!いつもやってるっス!!」 そういう彼女の不健康そうな目が、このときばかりはキラキラと輝いていた。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー そんなことがあってから、放課後の教室で、そのソシャゲの協力プレイを一緒にやることが日課になった。 いつもは全く話さないのに、ゲームをやっているときは「このキャラは△△なんスけど、~~でXXXだから◯◯で・・」とまくし立てる。典型的なオタクの早口というやつだ・・。とはいえ、その時に僅かに見せる生き生きとした表情に、僕は少しずつ惹かれていくのだった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー そうしているうちに、彼女の誕生日が来た。僕は、彼女に対する自分の中の気持ちを整理して、意を決して、プレゼントを渡すことにした。 「・・い、いいんスか??ほ、ほんとに?」 「うん、開けてみて」 「・・わ、髪飾りが一杯・・す、すごいっス・・い、いいんスか?つけてみて・・」 おずおずと、髪飾りのうちの一本を手に取り、髪につけて見せてくる。 「ど・・どうっスか・・??」 「うん、似合ってんじゃん! 「そ、そうっスか・・ぐひひ・・」 何だその笑い方は。 「・・それつけて、いつももうちょっと顔見せてほしいな。折角かわいいんだからさ・・」 「・・・・!!!!????」 きゅぅっと、イルカの鳴くような超音波を放ちつつ顔を真っ赤にする女の子。 「そ・・そういうこと言うと勘違いするっスよ?よくマンガで見るやつ・・よ、陽キャこわ・・」 「勘違いじゃないから。・・僕と、付き合ってほしいんだけど?」 今度こそ女の子は頭から煙を出して崩れ落ちた。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 気を取り戻すも、まだ何がなんだかよくわかっていない、という感じの彼女に無理やりOKを貰って数日後。 僕たちは放課後いつものソシャゲをこなし、一緒に帰ろうとしていた。・・が、彼女がなにか言おうとしているように見える・・。 と、意を決したかのように、 「あ・・あの!キミも勇気出してくれたんスから、あ、あたしも勇気出さなきゃって・・その・・きょ、今日ウチ親いないんスけど・・寄ってぎゃにゃっスか?」 あっ、噛んだ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 急転直下。変なところで思い切りいいんだよなぁこの子・・ そうは思いつつも、初めて好きな子の部屋に、それもエッチするために来ている事実に流石に動悸が止まらない。 が、それ以上にもうカチンコチンに固まってしまっている彼女を見て、なんとかリードをしようと、後ろから抱きしめて、大事なところを愛撫してみる。恥ずかしいからなのか、すごい体温だ。でも、首筋からなんだかいい匂いもする。彼女のちいさな体が後ろから抱きしめた自分の中にすっぽり収まっているという事実も、興奮を加速させる。 そうやって、ぎこちなく愛撫を済ませてから、パンツをするりと脱がせて、彼女の無毛できれいな割れ目と相対する。・・もう結構濡れているようだ。自分でも結構やってるのかな・・とか推察してしまう。 「痛かったらすぐ言えよ、やめるから」 「や・・やだ・・痛くてもやめないでほしいっス・・さいごまで・・」 「・・わかったよ。でも僕も初めてでやり方わかってないから、ほんとに辛かったら言えよ?」 とはいえ、この子ちびっこいから大丈夫だろうか・・そう思いながら、自分のペニスを彼女の中へと押し進める。 とても狭くて、とても熱い。ほどなくして先っぽがなにか引っかかり、ぶつっと切れる感覚があった。 「・・大丈夫?」 「こ・・これがセックス・・あ・・あたしが・・やっちゃってる・・ぐへ・・ぐへへ・・」 その笑いはやめてほしい。 けど大丈夫なようだ・・。 「じゃ・・動くからな?」 「ん・・。はぅっ・・うひぃっ・・」 ・・反応がいちいち独特だな・・そう思いながら、僕達は彼女の親御さんが帰ってきて、慌ただしく後片付けをするまで体を重ね合わせまくったのだった。(ちなみに親にはバレたらしいが、それより彼氏ができたことに感動して親に泣かれたらしい。もうちょっと親孝行しろよな・・) ーーーーーーーーーーーーーーーー それからしばらくして。 少し前髪を切った彼女は、目の下のクマも消え、彼氏視点の贔屓もあるかもしれないが、どんどん可愛くなっているように思う。変なやつに目をつけられないか心配になってしまう。髪飾りをあげたの、失敗だったかなと思うほどに。 「ぺたっとくっつきながらえっちするの、めちゃ気持ちいいッス・・ぐへへ・・」 でも、その笑い方はなおしてほしい・・