猛暑の日の弁才天様(お題)
・・・お題に呼ばれた気がしました(笑) 弁才天様は元はインドの河の女神「サラスバティー」で、仏教の密教とともに日本にもたらされ、さらには日本古来の神、宇賀神(とぐろを巻いた蛇神の老人の神)と習合して土着化しました。 なので日本の弁才天様は頭に宇賀神や鳥居(!)を載せてます。 もう「全部盛り」の様相を呈しておりますが、そのご利益も招財から弁舌、音楽、芸能、恋愛、容姿、勉学までもう何でもアリ! なお神奈川県の江の島にある全裸の「裸弁財天」は有名です。 鎌倉時代の作で、その当時流行った裸形に本物の着物を着せるスタイルの仏像だったものが、いつしか衣類は失われ、江戸時代には既に色っぽいヌード姿が好まれ、盛んに模像が作られたとか。 なお「七福神」の紅一点としても有名ですが、これは元は吉祥天だったものが人気の変遷とともに弁才天に変わったという話です。