1 / 12
ウンダバー_の こわいおばけのずかん!
「ザ・スワンプモンスター」 別名をスワンプノイド・デプスラー(おそるべき深き湖沼のもの) 体長:140cm~160cm(可変) 体重:40kg~110kg(可変) 東ジャメリカの湖沼地帯に生息する比較的大型で 人の形容と似る怪物である。 光源の無い湖底を泳ぎ、堆積物や魚の死骸などを摂食する。 本種の特徴である巨大な眼球は光の無い湖底では役に立たないため 頑丈な黒い遮光膜によって埋積物、雑菌などでの損傷を防ぐ。 この遮光膜は湖底生活を主とする本種にとっては忌避環境である 太陽光や乾燥から眼球、視力を保護するためにも使われる。 顔面の中央には人間の鼻孔とおぼしき器官がみとめられ 湖泳によって流れ込む湖水を取り込み、有機物や酸素などを 取り込む役割を果たす。 また、必要に応じて口蓋弁とよばれる本種固有の器官を 開け閉めする事で鼻腔から頭骸内部に濾過された湖水を通し 多孔質フレキブルブローイング伸縮性をそなえる脳組織を 膨張させ、水中での浮力の調節に用いる事もある。 この時本種の重量は最大で100kgに達し、いかなる水流にも 抵抗する事ができる。 外見こそ恐ろしいものの、本種の性質は比較的穏やかであり 故意に縄張りを侵す、攻撃行動をとるなど危害をくわえない限りは 人畜に害をなさず大人しい生物である。 しかしながら水中生活を営む彼らの筋力はすさまじく ひとたび襲われたのならば命の保証はないだろう。 好奇心旺盛であり湖面から顔を出し 側を歩く動物や人間を観察する姿が目撃されている。 本種の類似種として、スワンプノイド・デプスラー・エリザベートと呼ばれる種があり、こちらは清浄な湖水によって成育され、ジャメリカではメジャーなペットとして人気がある。 骨格と一部の臓器を除く全身が食用に適し 味はカニに似て美味だという。