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きょうわ、かえるさんお、やいて、たべました、おいしかったです、また、やりたいです
かーえーるのーうたーがー きーこえーてーくーるーよー ぐわあ……ぐわあ…… ぐわぁ……ぐわぁ…… げろげろげろげろ……… ぐわぁ……ぐわぁ…… ぐわぁ…… ああ、苦悩の淵にて、我が心の叫びを聞け。 人の世の無常に嘆き、この痛みを訴えん 「ああ苦しい、ああ苦しい、人間どもめ この恨み、はらさでおくべきか」 我が怨み、晴らさずして何を成すべきか 口惜しや、この表らぬ情けの無き面影が 口惜しや、涙の流れぬ瞳が、 この剥き出された臓腑を焼き尽くす焔が こぼれた血肉を刺し照焦がす怨嗟の日輪が、 ああ口惜しや、この怨み晴らさでおくべきか。 我らに無き声を成す術の在らば この穿たれし身の孔を吹き抜ける風にのせ この怨念にて大空を慟ち哭はせんものを